睡眠障害と自殺の危険性について
2018/01/04
みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
今回は睡眠障害という、どなたでもかかりうる状態と、かなり重い話になってしまいますが『自殺』と『予防方法』について考えてみたいと思います。
自殺のきっかけとなるものとして、こころの病気、アルコールの多量摂取、癌などの重篤なからだの病気、慢性的な強い痛み、失業などによる経済的な困窮、幼少期の虐待体験、肉親(親族)の自殺など様々なものがあげられています。
これらの情報は、外から他者が把握できるものではありません。また、本人が気軽に他者に言える内容でもありません。つまり、これらを指標に自殺が差し迫っている人に手を差し伸べることは、実際は大変難しいと言えます。
しかし、意味のある指標が全く無いわけではありません。比較的重篤なこころの病気やからだの病気をケアしている家族や周りの方が、知っていただけるとよい情報があります。
研究によると、睡眠問題と自殺には明らかな関係性が認められています。睡眠問題がある人は、ない人に比べ自殺の危険性が21.6倍も高いことが予測されています。
もとの病状に加え、今までにない睡眠の悪化がみられた場合は、慎重に対応すべきと思われます。そのような場合は、主治医の先生に睡眠の変化について伝えましょう。
(ちなみに、こころとからだに何も問題が無い一般市民の方を対象とした『自殺予防のための睡眠問題のスクリーニング』は効果的ではないとの指摘がされています)
参考文献(著者のみの紹介とさせていただきます)
小高真美、松本俊彦、竹島正、加我牧子ら
今回は睡眠障害という、どなたでもかかりうる状態と、かなり重い話になってしまいますが『自殺』と『予防方法』について考えてみたいと思います。
自殺のきっかけとなるものとして、こころの病気、アルコールの多量摂取、癌などの重篤なからだの病気、慢性的な強い痛み、失業などによる経済的な困窮、幼少期の虐待体験、肉親(親族)の自殺など様々なものがあげられています。
これらの情報は、外から他者が把握できるものではありません。また、本人が気軽に他者に言える内容でもありません。つまり、これらを指標に自殺が差し迫っている人に手を差し伸べることは、実際は大変難しいと言えます。
しかし、意味のある指標が全く無いわけではありません。比較的重篤なこころの病気やからだの病気をケアしている家族や周りの方が、知っていただけるとよい情報があります。
研究によると、睡眠問題と自殺には明らかな関係性が認められています。睡眠問題がある人は、ない人に比べ自殺の危険性が21.6倍も高いことが予測されています。
もとの病状に加え、今までにない睡眠の悪化がみられた場合は、慎重に対応すべきと思われます。そのような場合は、主治医の先生に睡眠の変化について伝えましょう。
(ちなみに、こころとからだに何も問題が無い一般市民の方を対象とした『自殺予防のための睡眠問題のスクリーニング』は効果的ではないとの指摘がされています)
参考文献(著者のみの紹介とさせていただきます)
小高真美、松本俊彦、竹島正、加我牧子ら