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認知症とともに生きる~その2~

2017/08/01

◯認知症の方に意欲低下が目立ってきたらどうしたら良いか


前回「認知症の方に意欲低下が目立ってきたら、周りはどうしたら良いか」について一緒に考えてみました。意欲低下の放置が寝たきりにつながりうることもお伝えしました。では、どうしたら良いのでしょうか?


◯元気を出してもらうために、周りがご本人を外にお連れする
これは、一見良さそうに見えます。周りの家族にとっても、お年寄りの笑顔が見られればそれこそ親孝行ですし、頑張りがいがあると言うものです。しかし、ここでもう一度思い出してみてください。認知症の方は、脳を動かすことが大変つらいのです。普段接しない方と普段いかない所に行き、普段しない事をすることは、元気な人にとっては活力につながります。しかし、認知症の方にとっては、苦行でしかありません。プライドが消えることはありませんから、どんな人も失敗したくありませんし迷惑をかけたくありません。ご本人は外出している間、周囲の状況をできるかぎり把握して、失敗しないように失敗しないようにと大変な努力をしているはずです。周りの悲しむ顔を見たくないでしょうから、極力笑顔でいることでしょう。楽しめる気持ちにはなかなかなれないのがお分かりいただけると思います。


ではどうしたら良いのでしょうか?
◯行き慣れた所(自宅でも良い)で慣れ親しんだ事を一緒に楽しむ
まず、新しいことや新しい行き先は避けるべきでしょう。当人が無理なく楽しめることや、得意なことを一緒に行いましょう。手伝いや促しが必要な場合はさり気なく行いましょう。もともと得意なことであれば、周りの手伝いがあればきっと上手くできるでしょう。うまくできた場合は『さすが』『上手いな~』などの一言があるとより良いでしょう。
ご本人の楽しかった。プライドが満たされた。という気持ちを大事にしていけば、次のお誘いにものっていただけると思います。


しかし、家族だけでの対応には自ずと限界があります。たまの休日だけならともかく、それ以外の対応は通常難しいと思います。その場合は、外部の専門家に頼っていただいてはどうでしょうか。
認知症の専門家である精神科などに問い合わせてみてください。物忘れの方向けのデイケアを提供しているところがあります。そこであれば専門スタッフによる温かいケアを受けられるでしょう。色んな方とともに、より良い方向を無理なくめざしていけると良いですね。
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