うつ病の主な症状
2016/07/08
うつ病の主な症状
うつ病と聞くと、不安、抑うつ気分、気力や思考力の低下など、心の症状だけを思い浮かべがちですが、
耳鳴り、めまい、息苦しさ、さらには原因不明の痛みなど、思いもかけない体の症状となってあらわれる
ことも珍しくありません。
特に近年は、社会環境のめまぐるしい変化に伴い、症状のあらわれ方もこれまでの典型例とはすこしずつ異なり、多種多様になってきている印象を受けます。
うつ病における代表的な精神症状の一つといえば、まずは「強い憂うつ感」が挙げられます。これを「抑うつ気分」といいますが「むなしい」「気がめいる」といった感情は誰もが、一度は経験したことのある不快な気分といえますが、このような気持ちを抱く場合には、たいてい原因となる出来事が、その背景にはあるものです。
そのため、その出来事が消え去ったり、解決する方法が見つかったりすると症状は、数日のうちにおさまるものですが、うつ病の場合には、仮に原因が取り除かれたとしても、1週間、2週間と抑うつ症状が続き、患者さんはとても苦しい思いをします。そして気分の落ち込みだけ留まらず、「外出がおっくうだ」「家事ができない」「身だしなみを整えるのが面倒」などと意欲低下を強く自覚するようになり、いよいよ日常生活の各場面においても強い支障を感じやすくなっていきます。
「抑うつ気分」と「意欲低下」の両方共が2週間以上続いている場合には、うつ病を発症している可能性が相当高くなります。
一方、うつ病では上記のような抑うつ症状のほかに、体調のに変化がでることもあります。例えば「なかなか寝つけない」「早朝に目覚めてしまう」といった睡眠障害、「あまりお腹が空かない」「食べてもおいしく感じない」といったような食欲不振や体重減少、さらには体の痛みやしびれ、頭痛、吐き気、のどの渇き、女性では月経異常など、さまざまを伴うこともあります。
こうした症状のことを、精神症状とは区別し、うつ病に伴う「身体症状」と呼びます。初めは体調不良から内科を受診したものの原因がわからず、あとになり精神科や心療内科を紹介され、ようやくそこでうつ病と診断される場合があります。これら身体症状の原因が必ずうつ病によるものという訳ではありませんが、うつ病は気分の落ち込みだけでなく、思いもよらない体の不調がサインとなってあらわれることがあることを知っておくとよいとおもいます。
うつ病と聞くと、不安、抑うつ気分、気力や思考力の低下など、心の症状だけを思い浮かべがちですが、
耳鳴り、めまい、息苦しさ、さらには原因不明の痛みなど、思いもかけない体の症状となってあらわれる
ことも珍しくありません。
特に近年は、社会環境のめまぐるしい変化に伴い、症状のあらわれ方もこれまでの典型例とはすこしずつ異なり、多種多様になってきている印象を受けます。
うつ病における代表的な精神症状の一つといえば、まずは「強い憂うつ感」が挙げられます。これを「抑うつ気分」といいますが「むなしい」「気がめいる」といった感情は誰もが、一度は経験したことのある不快な気分といえますが、このような気持ちを抱く場合には、たいてい原因となる出来事が、その背景にはあるものです。
そのため、その出来事が消え去ったり、解決する方法が見つかったりすると症状は、数日のうちにおさまるものですが、うつ病の場合には、仮に原因が取り除かれたとしても、1週間、2週間と抑うつ症状が続き、患者さんはとても苦しい思いをします。そして気分の落ち込みだけ留まらず、「外出がおっくうだ」「家事ができない」「身だしなみを整えるのが面倒」などと意欲低下を強く自覚するようになり、いよいよ日常生活の各場面においても強い支障を感じやすくなっていきます。
「抑うつ気分」と「意欲低下」の両方共が2週間以上続いている場合には、うつ病を発症している可能性が相当高くなります。
一方、うつ病では上記のような抑うつ症状のほかに、体調のに変化がでることもあります。例えば「なかなか寝つけない」「早朝に目覚めてしまう」といった睡眠障害、「あまりお腹が空かない」「食べてもおいしく感じない」といったような食欲不振や体重減少、さらには体の痛みやしびれ、頭痛、吐き気、のどの渇き、女性では月経異常など、さまざまを伴うこともあります。
こうした症状のことを、精神症状とは区別し、うつ病に伴う「身体症状」と呼びます。初めは体調不良から内科を受診したものの原因がわからず、あとになり精神科や心療内科を紹介され、ようやくそこでうつ病と診断される場合があります。これら身体症状の原因が必ずうつ病によるものという訳ではありませんが、うつ病は気分の落ち込みだけでなく、思いもよらない体の不調がサインとなってあらわれることがあることを知っておくとよいとおもいます。