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認知症とともにいきる ~その3~

2017/09/01
みなさんこんにちは。

前回、前々回と認知症とその困った症状についてお伝えしました。
①認知症では、物忘れそのもので困るよりも、それ以外の症状で困ることの方が多い ②対処方法があるため、悩むよりも専門医(精神科医)に相談する方が得策である。
ということでした。

今回は、それに引き続いてのテーマとなります。
「お年寄りになって、あの人は性格が変わってしまった」「疑い深くなってしまった」「以前よりも怒りっぽくなって、近づきにくくなってしまった」ということはよく聞かれると思います。


多くの場合で、事実でないことを本気で信じ込んでしまうか、些細なことを極端に大き捉えてしまっている場合が多いと思います。説明して訂正できれば良いのですが、そうでない場合、疑われた方は執拗に悪口を言われ、精神的苦痛を味わうことになります。


悪口を言われた方は、頭では認知症だからと冷静になろうと努めます。しかし、人間はロボットではありません。心の中では腸が煮えくり返っている場合がほとんどでしょう。


多くの場合、最も身近で介護を行い、一番汗を流して貢献している人が攻撃対象となり、罵詈雑言を浴びせられます。そして、殆ど何もしない人がお年寄りには良い人と映り、感謝の言葉がかけられます。介護者にとっては遣りきれるものではありません。


その結果、身体機能はそれほど悪化していないのに、施設へ追いやられてしまうケースが多いです。


このようなケースを防ぐことはできないのでしょうか?このような症状を緩和することはできないのでしょうか?


次回、それについてお答えします。

22:15 未分類
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